2006年05月13日
憂い事
うちなーの海が
だんだん冷たくなって
太陽はいつからか
奪われたままでいるならば
この島はいつまでも
行き先のない難民の船のよう
うちなーの空が
金属の破片で閉ざされて
言葉さえやがて
隠されてしまうならば
この国はなんにも
変わらないまままた墜ちるのだろう
東京の空の下で
うちなーに思いを馳せれば
胸は熱く痛み
君のために出来ることの僅かしかない力に気がついて
愕然としてしまう恋のように
僕は膝を落としてしまう
南西の空に島唄が流れて
誰かを癒す風が吹く頃に
また夏はやって来る
やんばるの森にも基地のフェンスの向こう側にも

だんだん冷たくなって
太陽はいつからか
奪われたままでいるならば
この島はいつまでも
行き先のない難民の船のよう
うちなーの空が
金属の破片で閉ざされて
言葉さえやがて
隠されてしまうならば
この国はなんにも
変わらないまままた墜ちるのだろう
東京の空の下で
うちなーに思いを馳せれば
胸は熱く痛み
君のために出来ることの僅かしかない力に気がついて
愕然としてしまう恋のように
僕は膝を落としてしまう
南西の空に島唄が流れて
誰かを癒す風が吹く頃に
また夏はやって来る
やんばるの森にも基地のフェンスの向こう側にも
Posted by sato. at 20:47│Comments(0)
│詩